今日はバンコクでの休日を利用して、普段行かないトンブリー地区を散歩します。タイ国政府観光庁編の「ウォーキング・バンコク~バンコク15の今昔お散歩ルートマップ」を参考にぶらぶらしてみます!
15の掲載ルートのうち、トンブリにしたのは、チャックリー王朝の前のトンブリー王朝で、タークシン王の一代限りだったというノスタルジーに誘われたからかもしれません。
今のチャクリー王朝の前の王朝にあたり、アユタヤ王朝が破壊された翌年(1767年)に、バンコクのチャオプラヤー川西岸に建設された。その翌年の1768年8月にタークシンは、清に使者を派遣し冊封を求めた。しかし乾隆帝はタークシンに否定的評価を下した。(中略)タークシン王一代限り15年間続いたが、王朝末期、タークシン王が乱心を来たし、部下のチャオプラヤー・マハーカサット・スックに殺され、チャオプラヤー・マハーカサット・スック(ラーマ1世)が王に就いたことで幕を閉じた。
WIKIPEDIA「トンブリー王朝」
トンブリーとは、チャオプラヤーの西岸部のことをいい、金持ちも多い地区と聞きます。ワットアルンのある今回ぶらぶらする辺りは北になり、西にはワットパクナム、東にはタークシン像があります。
暁の寺(ワットアルン)へ、ボートに乗らずに地下鉄から行く
今回のネタ本 ワット・アルン ワット・カンラヤーナミットの岩に腰かける仏像
以前ならチャオプラヤーエクスプレス。ボートで行くか、またはターティエンという対岸の船着場から渡し船で行くかになりましたが、今ではブルーラインが延伸したのでイサラパープ駅まで行くとチャオプラヤー西岸、いわゆるトンブリー地区に直接行くことができます。
1番出口を目指し、地上に出たらイサラパープ通りをUターン、後ろに進みます。その後写真上中の歩道橋のあるT字路まで行ったら右に曲がります。そこまで行く間に右奥にワットアルンがちらっとみえますので、方向感覚は容易につくと思います
途中警察を過ぎ、大きな交差点を直進した突き当りの海軍を左に曲がれば、もうワット・アルンの裏口です。裏口でもしっかり100バーツの入場料は必要ですよ。
歩くのは10分ちょっとですが、12月でなければあまりおすすめできませんね。入場時にいただけるお水がとてもありがたかったです。
バーンルアン・モスク、本当にここにあるの?
途中わたるトンブリの原風景 バーンルアン・モスク
ウォーキング・バンコク通りに、グーグルマップを確認しながら、次の バーンルアン・モスク に向かいます。途中大きな橋を渡り、地図上の曲がり角に来たところ、どこも曲がれるようなところがありません。
うろうろしていると、中から自転車が出てきました。自転車が通れるということはココかも?少し行ってみよう、と進んでいきましたが、道幅は広がることはなく、だんだん心細くなってきます。
もう引き返そうかと思ったその時、光さす広場に出ました。中ではコーランが、お祈りの時間なのでしょうか、とりあえずモスクの写真だけ撮ってきました。確かにモスクらしくはないですね。
ワット・カンナヤラミナット
本堂 ご本尊 船着場からお寺を臨む
次のお寺も、普通はチャオプラヤーからボートで来るのでしょうね。私は徒歩で汗をふきふき、裏からやってきましたが、表玄関であろう専用の船着場からたくさんの参拝客がおりてきました。
ワット・カンナヤラミナットは、中華系の商人が創建しラーマ3世に寄贈された王室寺院です。そのためか華人がおおぜいいました。王宮とチャオプラヤーを挟んで対岸にあるのも、由緒の正しさですね。
ここには3つのお堂があり、真ん中のお堂には三宝公と呼ばれる、ありがたい大仏が鎮座しておられます。川から向かって左のお堂には岩に腰かけているような姿勢の仏像が安置されています。このような仏像がお堂の中央にあるのは、タイでもここだけだけだそうです。
サンタクルーズ教会はお休みでした!残念
サンタクルーズ教会 サンタクルーズ教会 ワット・プラユラウォンサーワート
サンタクルーズ教会は、トンブリー時代にタークシン王がビルマで協力してくれたポルトガル人のために建てた教会です。ルネッサンス様式で、ドームやステンドグラスが素敵なはずだったのですが、残念ながらお休みでした。
仕方がないので、外から写真を撮り次のスポットへ向かいます。これはいままでのところに比べればはるかに見つけやすかったです。教会に向かうときから、ちらっと見えてましたのでね。
ワット・プラユラウォンサーワート
仏塔を囲む鉄柵 礼拝堂 仏塔
こちらはプンナーク家ゆかりのお寺で、鉄柵で囲まれているので「ワット・ルアレック(鉄柵の寺)」とも呼ばれています。この鉄柵はプンナークさんがラーマ3世の宮殿のためにイギリスから取り寄せたのですが、王様は気に入らずに、仕方なしに引き取ってお寺に使ったというのです。
また白い仏塔が目につきますが、本堂と礼拝堂の仏像も素晴らしいです。特に礼拝堂の大仏は、ワット。スタットの釈迦如来像と対をなす、スコータイ時代のものを遷座したということです。
何やら思ったより、はるかにすごいお寺さんでした。
ラーマ1世橋で、絶景のチャオプラヤー川を徒歩で渡る
ラーマ1世橋 チャオプラヤ サナームチャイ駅
さて、この位にしてそろそろホテルに戻り、カクテルタイムを楽しみましょうか。ということで、ここでGoogle Map「ホテルに戻る」
結果は、ラーマ1世橋を通り、チャオプラヤを渡り、MRTブルーラインのサナームチャイ駅に徒歩16分がいちばん近いようです。徒歩16分は長いような気もしましたが、チャオプラヤを徒歩で渡るのは初めてなのでわくわくです。
趣のある橋からは、ワットアルンまでみえますね。やはり絶景スポットなのか、隣の橋にはチャオプラヤ・スカイパークという遊歩道ができているのですね。夕景がいいとか、次回行ってみようっと。
サナームチャイ駅はワットポーまで歩いてすぐのところにある駅で、スクンビット駅まではわずか9駅あっという間です。
本日の歩数は20,000歩を超えていい運動でした。シャワーを浴びたい。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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