奈良・飛鳥2泊3日の旅 最終日西ノ京から斑鳩へ

国内たび

朝から唐招提寺で鑑真和上に

今日は奈良・飛鳥の旅の最終日です。西ノ京の有名なお寺をまわり、その後斑鳩にという予定です。

最初の目的地、鑑真和上の唐招提寺へは宿泊のJWマリオットからタクシーでほんの10分かからないくらいです。

朝ご飯をゆっくりめにとっても、ご参拝の時間まで少し門前で待つことになりました。門前からでも本堂と天平の甍は眺めることはできます。

金堂は「堂内は、連子窓から取り入れられた柔らかな光に満たされ、中央に本尊・盧舎那仏坐像、右に薬師如来立像、左に千手観音立像(いずれも国宝)が並ぶ姿は、天平時代を彷彿させる厳かな雰囲気に包まれています。(唐招提寺Websiteより)」とまさにうっとりしてしまいますね。

講堂も国宝です。「平城宮の東朝集殿(ひがしちょうしゅうでん)を移築・改造したもので、…天平時代、平城宮の面影をとどめる唯一の建築物としてきわめて貴重な存在です。 (唐招提寺Websiteより)」

そこから鑑真和上の御廟に向かいます。こちらへの道のりがまた雰囲気のある壁が続き、苔でおおわれた厳かな空間の先に鑑真和上の御廟があります。

多くの苦難をものともせずに来日をはたし、仏教の普及に努めた鑑真和上の御身代り像(私たちも社会の教科書でよく拝見ました)は御廟からすぐです。こうべをたれて、ありがたやありがたや、という感じでしょうか。

また戒壇も覗き見ることができます。ここで鑑真和上が弟子たちに講話をしてきかせたのでしょう。お釈迦さまがそうしたように。

唐招提寺のお隣は薬師寺です。修学旅行のときにおもしろいお坊さんのお話を聞いて以来かな。

歩いてすぐの薬師寺に

薬師寺では、令和3年3月1日~令和4年1月16日までの間、西僧坊で水煙の特別公開を行っています。特別公開の食堂(じきどう)と合わせて特別共通割引券1,600円がお得です。お得な共通券は玄奘三蔵伽藍やお写経道場を過ぎた北受付所で購入できます。

そのまま戻り、玄奘三蔵伽藍で平山郁夫画伯の描いた大唐西域壁画を拝見します。三蔵法師が天竺まで旅した姿を辿る大迫力の作品に圧倒されます。これも一年中展示があるわけではないとのことでラッキーでした。

お写経もしたかったのですが、時間の関係であきらめ、白鳳伽藍へ。

まずが西僧坊で水煙の特別公開をみます。 国宝東塔のてっぺんを飾る水煙が初めて1300年の時を経て新調され展示されていました。飛天の透かし彫り、写真でわかるかな。

その後は東塔と金堂、大講堂、東院堂とお参りします。東塔は1階部分の扉が開かれ、中にある心柱や天井画をみることができました。

金堂には薬師三尊像がいらっしゃいます。薬師如来、日光菩薩、月光菩薩いずれも国宝です。その昔は鍍金で黄金色に輝いていたといいますが、いまの漆黒のお姿もこうごうしいです。

名残惜しいですが、法隆寺に向かわなければなりません。バスの時間は1時間に1本です。バス停はとても分かりずらいです。受付所の方に聞いてようやくたどり着きました。バスは5分ほど遅れて到着しました。ただ乗ってしまえば法隆寺までは40分楽ちんです。

薬師寺から法隆寺までは、1時間に1本のバスが便利でした。

バスで着いたらちょうどお昼です。法隆寺は鳥の竜田揚げが名物と聞き、さっそく門前の食堂で注文しました。ごろっとした大きな竜田揚げで食べきれないと思いましたが、意外とペロッと食べてしまいました。歩きが多くておなかすいていたかな。

少しの休憩後に大伽藍に向かいます。大伽藍は金堂と五重塔、いずれも飛鳥時代からそのままのお姿でともに国宝です。金堂には

五重塔の初層四面には、お釈迦様の生涯を表した場面を模した国宝の塑像(そぞう)塔本四面具があります。そのなかでも北面の釈迦涅槃は有名で、お釈迦さまが涅槃に入るのを弟子たちが嘆き悲しんでいる様子を表しています。

いずれも塔の中に入っては見られないため、階段を上っては見て降り、また次の階段へということになります。

法隆寺には、もちろんたくさんの国宝があります。それをあつめたのが、大宝蔵院です。しなやかなお姿の百済観音堂や飛鳥時代の建築様式を伝える玉虫厨子は見逃せませんよ。

「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」の正岡子規の歌碑や夢殿は著名ですよね。また夢殿から少し行けば中宮寺があり、モナ・リザ、スフィンクスと並び世界の三大微笑と称えられる菩薩半跏像がありますよ。

斑鳩もまだまだいたいところですが、あっという間に時間が経ち、帰路に向かいます。またもう一度いろいろ勉強してから再訪したいと思います。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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