神話の時代から現代へと続く、霊験あらたかな香取神宮をご参拝した後に、亀甲堂さんの厄落とし団子を茶店で一服、お土産にもいただき大満足のたびでした!
香取神宮の神さま
高天原を治めていた天照大神は、葦原中国を治めるため、香取の御祭神 経津主大神(ふつぬしのおおかみ)と鹿島神宮の御祭神 武甕槌大神(たけみかづちのかみ )が出雲に派遣され、葦原中国を治めていた大国主神は天照大神の命令に従い葦原中国を譲りました。かなり端折りましたが、出雲の国譲りの神話です。この神話に出てくる経津主大神(ふつぬしのおおかみ)が香取神宮の御祭神です。
ということで、古くから国家鎮護の神として皇室からの御崇敬が最も篤く、明治以前には神宮の御称号は、伊勢・香取・鹿島のみ、要するに由緒正しい神社です。
香取神宮の宝物殿
そんな由緒正しい香取神宮にはお宝があります。海獣葡萄鏡は国宝で、白銅質の円鏡に、葡萄唐草を地紋とし、唐獅子のつまみを中心に獅子・馬・鹿・麒麟などの獣類や孔雀・鴛鴦・鳳凰・鶏などの鳥類、さらには昆虫などを配しています。正倉院御物及び四国大山祇神社の神鏡とを合わせて『日本三銘鏡』とされてます。宝物館ではレプリカが拝見できます。
また阿吽(あうん)一対の古瀬戸の狛犬も国の重要文化財となっていて、昔は250円の通常切手にもなっていましたね。入館料は300円です。30分から1時間で見学できると思います。
厄落とし団子
このお団子、実は以前より大好物なんです。というのは母方の実家が佐原にあり、よく香取神宮をご参拝していたので、とてもなじみ深いものなんです。焼きたてのみたらしも絶品ですが、おすすめは草団子ですね。あんこときなこで甲乙つけがたいおいしさです。
ただお土産として持って帰っても、その日のうちに食べないと固くなります。レンジしても当初のおいしさは戻ってこないので、おいしいうちに食べてくださいね。
厄落とし団子の由来
香取神宮では年間を通じて90余りの御祭典が執り行われますが、12月7日の夜に執り行われます「団碁祭」は御神酒をお供えしない奇祭とされています。この御祭典は近郷氏子28ヶ町村よりその年の豊穣玄米「八石八斗」からの団子をお供えする御祭典です。御神酒の上がらぬ神は無しと申しますが、この御祭典に限り御神酒をお供えしません。それはこのお祭りが姫神様のお祭りだからです。団子を広くご婦人方へ頒け与え、たくましき男の子、美しき女の子が授かりますようにとの、別名「力だんご」とも申されているお祭りだからです。
亀甲堂ホームページより
この言われのあるお団子を、亀甲堂さんが厄落とし団子と命名したそうです。茶店でいただくもよし、お土産で持って帰るもよしですね。
※このリアルたびは2020年10月3日に行ってきました。
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