ウィーン・ザルツブルグ・プラハ東欧の旅 プラハ編②

ヨーロッパ

カレル橋からプラハ城とモルダウ川

まずはプラハ城のフォトスポットとして大勢の人が訪れるカレル橋からまいりましょう。

カレル橋は、モルダウ川に架かる515.7メートルの橋で、1402年に完成しました。橋の欄干には15体ずつ、全体で30体の彫刻が並んでいます。

その中でもっとも有名なのは、プラハ編①でもでてきた聖人ヤン・ネポムツキー像です。この像のレリーフに触れると幸運が訪れるとされているので、多くの観光客が触ってピカピカになっているので、すぐにこれだね!とわかります。

また橋には3つの塔が建っていて、その中では旧市街側の橋塔がゴシック建築のものとして有名です。この橋塔は有料ですが登ることができて、いちばん上に登ると外に出ることができます。

写真のようにプラハ城とモルダウ川、そしてカレル橋を一望できるフォトスポットになっています。夕方からの一番美しいとされる日没前後のマジックアワーは大変混雑していますが、「なんとか一枚だけ」とわがままを言って撮らせてもらいました。

みなさんご存知かもしれませんが、ミッションインポッシブルの第一作は、プラハが舞台なんですよね。カレル橋の途中には、車が爆発しイーサンが駆け下りてくる何ともかっこいい階段があります。

それが上中の写真なのですが、覚えていらっしゃいます?

またカレル橋近くには、ジョンレノンの壁という、共産党政権に対する自由化、民主化の象徴としてジョンレノンの姿や歌詞が壁に描かれたものです。この壁はマルタ騎士団の所有なので、消されなかった、共産党政権も消すことができなかったのですね。

いまでは、いろいろな主義主張を上書きで描いてしまう方もいるようで、アーティストが書いたところを保護するため、監視カメラが置かれたり、エリアが制限されたりしているようです。

マラー・ストラナ側から旧市街へ

プラハ城のあるマラー・ストラナ地区から、モルダウ川をカレル橋で渡り、旧市街地区へ向かいます。旧市街地区では、旧市街広場近くに主な観光地が集まっていますので、簡単にご紹介します。

まずはティーンの前の聖母教会、ティーン協会と呼ばれています。ティーンとは税関のことで、その名の通り税関の前にあったからそう呼ばれているということでした。

この教会の尖塔は、ゴシック様式とのことですが、ロボットのようにもみえて独特に思います。プラハを描いた絵画などにもよく描きこまれるプラハを代表する建築物なのでしょうね。

またプラハの天文時計も有名なのですが、私たちが行ったときには工事中で、カバーがされイラストが描かれていました。これだけ巨大なからくり時計はヨーロッパでもあまりないとのことですので、残念でした。

旧市街広場では、プラハハムの屋台が軒をならべて、薪をくべながら串に刺したハムを焼いています。どう頼んでいいかわからなかったので、適当に言うとすごい量のハムを切ってくれて、食べきれませんでした。少しぼられたかな・・・。

それからプラハでは、いろいろな教会でイブニングコンサートのようなものを開催しており、私たちは聖ミクラーシュ教会でのコンサートに行ってきました。この教会は、バロック様式の傑作といわれているようです。

飛び込みで入ったので、どんな感じかわからなかったのですが、パイプオルガンとソプラノが上の方から聞こえてきました。音のね自体は素晴らしいのでしょうが、よくわかりませんでした。

旧市街広場から、市民会館、ミュシャ美術館へ

旧市街広場から、少し歩けば火薬塔がみえます。こちらもプラハの街を描けば、必ずはいってくるスポットですね。その隣に市民会館があります。

市民会館は、アールヌーヴォー様式の傑作で、その中のスメタナホールでは毎年プラハの春と呼ばれる国際音楽祭が開催されます。日本では「のだめ」のロケがされた方がわかりやすいでしょうか。

またスメタナは、チェコの民族主義に関連し「わが祖国」を作曲し、その6つの交響詩からなる第2番「モルダウ」がとくに有名ですね。

 

近くには、ミュシャの美術館があります。それほど大きな美術館ではないので、30分から1時間程度あれば十分みてまわれます。ここではグッズが豊富にそろっているのと、もちろんポスターの品揃えもバツグンですので、訪問する価値は十分にあります。

また程近くに黒い聖母の家があります。これはキュビズム様式の建築であり、この様式は短期の流行で終わってしまったので、プラハでしか見ることができないようです。ということで必見ですかね。螺旋階段も素敵でした。ちなみに黒い聖母は建物2階の右にいらっしゃいます。

なかなか見どころが多いプラハをかけ足でご紹介しましたが、まだカフカ像やら、マリオネットなど、まだまだですね。

次回はプラハの街から、チェスキークロムロフに、そしてザルツブルグに向かいます。

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました