まえからずっと気になっていた、あこがれの地スリランカに行ってきました。今回は最終日の午後にダンブッラ石窟寺院を見学したようすをお知らせします。ダンブッラ石窟寺院は、シギリヤからヘリタンスガンダラマでランチに寄り道しても、車に乗っている時間はおよそ1時間半の近さです。
石窟は岩山の中腹にありますので、駐車場からは長い長い階段を上らなくてはなりません。この階段の高さがまちまちなのと、どこがゴールなのかわからず、なかなか大変な山登りな感じです。
やっとのことで寺院に到着すると、下駄箱が並んでいるので靴を脱ぎ、ゲートでチケットを渡して入場します。岩山をくりぬいて5つの石窟があるので、順番に見学です。
ほとんどの石窟は、アヌラーダプラ時代(紀元前1世紀-993年)と、ポロンナルワ時代(1073年-1250年)に建設されたそうです。古いものではゆうに二千年の時空を超えて、現在まで美しい姿を見せてくれます。
では、近い方から順番に、第1窟から見ていきましょう。
第1窟 デーワ・ラージャ・ヴィハーラ(聖王の石窟)
第1窟には、長さが14mもあるといわれる石づくりの釈迦涅槃像が安置されている。壁画は修復作業が何度も行われているようで、原画は残っていないといわれています。足元には弟子のアーナンダが、頭のそばにはヴィシュヌの像がお仕えしています。
第2窟 マハー・ラージャ・ヴィハーラ(マハラジャの石窟)
第2窟の壁画 第2窟の仏像 第2窟の壁画
黄金寺院では最大の石窟で、多くの釈迦の立像と座像が安置されてます。この第2窟には全面にわたり天井画が描かれていて、釈迦によるマーラへの説法やスリランカの歴史が描かれています。ここが一番の見どころですね。
第2窟 水が滴る壁画には魚が描かれる 水が減らない不思議な壺
天井からは聖なる水が滴りおちていて、下に設置してある壺におちるのですが、その水は増えたり減ったりせずいつもその壺を満たしているそうです。その聖水は儀式のときに使われると聞きました。そして聖なる水の通り道には魚の絵が描かれています。
第3窟 マハー・アルト・ヴィハーラ(新僧院)
キャンディ王国時代の天井画と壁画が残り、50の仏像と1体の王の像が安置されている。キャンディ王国自体は16世紀からなので、それほど古いはないですね。大航海時代にヨーロッパからいろいろな国がやってきては侵略していた頃のものなのですね。
第3窟 第3窟 第4窟
第4窟 パッツィー・ヴィハーラ と第5窟 デワナ・アルト・ヴィハーラ
ウィキペディアによりますと、第4窟、第5窟は他の3つの石窟寺院と比較した場合、規模も小さくまた、質もそれほど高くない、と記載されていましたが、確かにその通りかなと思います。特に第4窟は当時修復工事中ということもあり、あまりよく見学できませんでした。
登りの階段 階段途中からの眺め
この石窟寺院のうち3つの石窟は、11世紀に金箔で覆われた73体の仏像が置かれたため、黄金寺院の呼び名がついたということです。ここもやはり見逃せないスポットの一つです。
ダンブッラを最後に文化三角地帯から帰国の途に着きました。やはり仏教国は何となくですが落ち着きます。また是非スリランカにきて、ゆっくりとアーユルベーダのリゾートに宿泊してみたいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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